持論

話を聞いていて困ったこと、そこから学んだこと【前提を合わせて話すことが大事】

人と話しているときに話がかみ合わない、話がずれていくことありませんか?

同じ主題で、同じ日本語で話しているのに、意味が通じない、話が伝わらないと感じることがありませんか?

普段の何気ない会話であれば大きな問題になることはほとんどありませんが、重要な話をしているときは大きな問題になります。

同じ言葉でも、人によって思い方や感じ方がそれぞれ違っているからです。

話を聞いていて困ったこと、そこから学んだことを紹介します。

話を聞いて困ったこと

話を聞いて困ったこと

同じ日本語を話しているのに、意味や思いが違うことがあります。

普段の会話では問題になることはほとんどありません。

しかし、重要な話では問題になる言葉や表現が思った以上にあります。

時間の曖昧な表現

  • 少し
  • ちょっと
  • しばらく

5分を短いと感じる人もいれば、長いと感じる人もいます。

お店に入って「少しお待ちください」と言われて、5分待たされたら腹が立ちませんか?

私の場合、「少し」という時間感覚は30秒~2分程度です。

人によってはもう少し長い感覚かもしれません。

5分なら短いだろうと考える人が「少しお待ちください」と伝え、5分が長いと感じる人が待たされると腹を立てているケースです。

「5分ほどかかります」と時間を伝えておけば、伝えた相手は5分が長いと感じても自分自身で待つのか止めるのか決めることができます。

自分自身で決めたことに対して怒る人はめったにいません。

この時間を曖昧に表現は、言うときにどのぐらい時間がかかるのか考えなくてすみます。

つまり、言う人が楽して言われる人に負担を強いているのです。

なるべく使わないように心がけましょう。

分からなければ、推測であることを伝えたうえで推測の時間を伝えましょう。

私はわがままなので、「少しお待ちください」と言われたら「5分以上かかりますか?」と聞いてしまいます。

余計な一言だと思ってしまいますが、無条件に待たされて腹を立てないために私なりに気を付けています。

重要視している度合いの差

「約束」という言葉は、人によって重要視する度合が違っています。

「約束は守って当たり前、努力して守るもの」と重要だと考えている人と「できれば守るけど、できなかったらごめんね」と軽く考える人、どちらもいます。

約束した当人同士で重要視している度合いに差があれば、当然のように温度差が生じます。

約束が守られた場合は問題になりませんが、約束が守られなかった場合、お互いへの不信感が大きくなります。

重要視している人は「約束したのに守らないなんて、ありえない」と怒るでしょうし、軽く見ている人は「この程度の約束にそこまで求めるなんて、ありえない」と怒るでしょう。

対象者が曖昧な表現

話し言葉だと、主語が省略されがちです。

仕事で報連相を聞くときに、主語がないことで誤解することがよくあります。

「お客さんの話なんですけど」と前置きされて話を聞いているうちに、いつの間にか「話している人」の話になっていたりします。

話している本人は、言いたい事を言いたい順番に話すので、脳内では対象者が切り替わっても違和感なく話しますが、聞いている側は対象者が変わっていることが分かりません。

次第に「話の内容」と「お客さんの印象」のが合わなくなって、「お客さんがそんなことを言ったのか?」と確認すると「言ってません」と答えられます。

いつの間にか「お客さんが話したこと」ではなく「話している本人がお客さんに対して思ったこと」を話しているのです。

たしかに「お客さんが話したこと」も「お客さんに対して思ったこと」も広くとらえれば「お客さんの話」です。

ですが、「お客さんが話したこと」と「お客さんに対して思ったこと」とでは、情報が持つ意味合いが違います。

コミュニケーション能力が低い人の10の特徴。原因と仕事に不利な理由も解説

学んだこと

学んだこと

話し言葉は注意が必要

話し言葉と書き言葉のどちらも気を付けないといけませんが、特に話し言葉に注意が必要です。

会話は、言いたい事を言う、聞きたい事を聞くのでは、成り立ちません。

伝えたい事を伝えられているか、相手が何を伝えたいのか、お互い考えてしなければ、成り立たないのです。

会話は楽しい

話すときは、言いたい事がきちんと伝わっているか、意識しましょう。

言いたい事が伝わっていれば、言いたい事を言っているときより嬉しいです。

話を聞くときは、何を言いたいのか考えながら聞くことを意識しましょう。

相手の言っていることが分かって共感すれば、喜んでもらえます。

会話をきちんとすれば、より嬉しく感じたり、喜んでもらえたりできます。

楽しいことこの上ありません。

がんばってください。

雑談

話好きの方に多いと感じる傾向ですが、言いたい事を言っているだけで伝わっているかどうかは二の次の人がいます。

そんな人の話は、きちんと聞こうとすればするほど、何を言いたいのかよく分からなくなります。

こういう時、私の場合はは、話半分で聞いています。

きちんと聞こうとすればするほどつじつまが合わなくなって、質問攻めしてしまい、相手を不快にさせてしまうことが多いですので。。。

聞いても答えをもらえると思うな【人は言いたいことを言うものだ】