気が付いたら「教え魔」になっているかもしれません
こんにちは。
個人的な人です。
「教え魔」ってご存じですか?
最近、ニュースを見て「ハッ!?」とさせられたので、感じたことを書いていこうと思います。
「教え魔」って何?
簡単に言うと、「教え魔」とは頼んでもいないのに教えようとしてくる人です。
教えようとする人は善意であるケースが多いらしく、教わるつもりがないのに一方的に教えてくる人を「悪気がないのだから」と話を聞かざるを得なくなります。このような状況で「教えてやった」と得意げになる人のようです。
こういう人に限って、人の話を聞かないタイプが多いようです。
そんな人に捕まってしまったら、上から目線で言われる上に知りたくもないことをただ聞くことになる無駄な時間を過ごすことになってしまいます。
少しググってみただけでも、いくつか記事がありました。
「教え魔」に捕まらないように気を付けようと思いましたが、逆に私が「教え魔」になって「誰かを捕まえているかもしれない」と思いました。
よくよく思い返すと、心当たりがありました。
私が「教え魔」になるとき
仕事をしていて40歳になると、後輩や部下が当たり前のようにいます。
一緒に仕事していると、やはり成果を出したいと思いますので、「足を引っ張られては困る」と思ったり、上手くいかない方法をやっているのが目について、どうしても「ああした方が良い」「こうした方が良い」と言いたくなってしまいます。
上手くいかないと教えたら、今度はうまくいく方法を教え始めます。
はじめのうちは「教え魔」ではないのですが、相手の反応が鈍いと「分かってないのかもしれない」と思って、さらに詳しく説明し始めたりしてしまいます。
この辺りから相手の反応が悪いと「きちんと教えないといけない」と思い、「教え魔」のスイッチが入ります。
そうなってしまったら最後、こちらも熱くなって「今、それ関係ある?!」ということまで教え出します。
気が付いたらすごく時間がたっているのに、何を教えているのか迷走してよくわからない状況になっています。
こうして私は「教え魔」になっています。
教えているときの心境は「仕方ないから教えている」とどうしても上から目線になってしまっています。
「教え魔」にならないようにするには?
かつて自分が失敗したことに対して、同じ失敗を荒廃や部下にさせたくないと思うまでは善意なのですが、そこからどう教えるのか、そこが難しいところです。
一つ一つ丁寧に教えても覚えてくれないことは、よくあることですし、概要を教えてやり方を任せてみると、何して良いか分からないまま、何も進んでいなかったりします。
前者は同じことを何度も説明することになりますし、後者は何も教えてくれなかったと聞き耳もってくれません。
そもそも、教える必要がないのかもしれません。
その「失敗」は、かつて私が経験して学んだように後輩や部下が成長するために必要な「失敗」なんですよね。
そこに気付いてからは、最低限のことを教え、やってみるように促すようになりました。
気づくきっかけになったのは、どこかで聞いたのか、本で読んだのか覚えていないですが、「他人に何を言っても変わらない、変えれるのは自分だけ」という言葉です。
私が口を酸っぱくして教えたところで、本人が覚えようとしなければ意味はありません。
思い返せば、私も何度も同じことを言われ続けても変わりませんでしたので、やはり「変えれるの自分だけ」でした。
ただ、どうしても口に出したくなるときもあります。
そんな時、反射的に教え始めないように、事前に準備しておくのが効果的かもしれません。
後輩や部下が成長するために必要な失敗、経験を積んでいる最中に、その邪魔をしないようにする、と。
また、ある程度までの失敗を許容できるように2~3日でリカバリできそうなら失敗するチャンスがきた、と。
「教え魔」はウザがられるみたいですので、そうならないように気を付けようと思いました。
みなさんのヒントになると幸いです。