持論

何もしない日があっていい。アイデアがひらめく日にする。

せっかくの休日に何もしていなかったと感じることありませんか?

もし、「勉強の時間にできていたら」「運動の時間にできていたら」「部屋の片づけの時間にできていたら」と後悔しているかもしれません。

私も長年、後悔していましたが、考え方を変えて前向きになれるようになりました。

「何もしない時間」を勿体ないと思うよりも「自身への投資している時間」だったと考え方を変えてみましょう。

何もしない日

何もしない日

「何もしない日」というのはどういう意味を持つのでしょうか。

日がな一日、ボーとして生産性がない日でしょうか。

新しい発見をすることがない日でしょうか。

理性では「何かしないと勿体ない」と考えても、結局何も手がつかない日でしょうか。

なぜ、そんな日があるのでしょうか。

刺激を遠ざけようとしている

現代社会では毎日新しい刺激があふれています。

刺激を浴びる日が続くと、心も体も疲弊していきます。

若ければ「寝て起きれば活力にあふれ」次の刺激を浴びても対応できますが、年齢を重ねるにつれ「寝て起きても回復しきれず」疲弊します。

疲弊すると、本能的にストレスや不安を感じます。

そうしたストレスや不安を解消しようと、刺激から遠ざかろうとしているのです。

同じことの繰り返し、慣れた作業の繰り返し、黙々としてしまうことで、本能的な安心感や平常心を得ようとしているのです。

最近ではこういった行動をルーティンと呼ぶようになりました。

ルーティン中は刺激を認識しないように無意識にシャットアウトしているのです。

心と体が休息を求めている

行動しようとするのは「理性」で、したくないと思うのは「本能」です。

行動していないときは、「本能」優先でいる状態です。

心や体が疲れていると、「理性」ではなく「本能」が優先して行動してしまいます。

「理性」と「本能」のバランスが崩れている状態なのです。

「理性」と「本能」のバランスが崩れていると、活力がでません。

平日の仕事や、日々の活動で疲れた状態が続き、休息や栄養が足りていないと行動するための活力が足りません。

こういった時は、活力が出るまでおとなしく休息しましょう。

活力にあふれた心と体であれば、行動できるでしょう。

「何もしていない時間」は、何が起こるのか

「何もしていない時間」は、何が起こるのか

「何もしていない時間」は本能的な安心感を得ようとしたり、休息しようとしていると必要性について説明しました。

では、「何もしていない時間」は心と体に「何が起こっている」のでしょうか。

思考整理している

ボーとしている時間は浅い睡眠(レム睡眠)に近い状態だと考えています。

浅い睡眠では、記憶の整理、記憶の定着などが行われているといわれています。

こういった状態のとき、関係のないものが結びつき、アイデアが出てきます。

寝る前、入浴中、トイレで、脈絡もなくアイデアをひらめくことが多いと言われています。

ボーとしている時間も、そういったアイデアがひらめく時間にすることができるのです。

何かに追われている日々を過ごしていると、良いアイデアは出てきません。

わざわざ何もしない時間を作る経営者がいると聞いたことがあります。

「何もしない時間」は分かりづらいですが、何かしら効果があるということかもしれません。

感情整理している

「やらないといけない」と頭で考えているのに、「やりたくない」ときはやりたくない理由を考えています。

「良い行為ではない」とされていますが、自身のアイデンティティを保つためには必要な行為だと思います。

言い換えると、自分自身を否定しない理由をつけることで、ネガティブになりすぎないようにブレーキをかけているのです。

ネガティブな状態が続くと、うつ病などの精神病になりかねません。

精神病から自身を守る防衛本能ということです。

常に防衛本能が働いているとのは良くありませんが、いざというときは頼りましょう。

やりすぎると「偏屈」になってしまうので、「防衛本能」と上手に付き合いましょう。

後悔する時間が必要

一周回って、後悔する時間が必要な場合があります。

人は自分自身の経験から多くのことを学びます。

この学びが、自分自身の長い人生の中で必要なのです。

つまり、何度も同じ後悔をすることで、「後悔しないように気を付けるようになる」ということです。

「後悔せず挑戦する」ための奮起材を自分自身で作っている時間だとすると、後悔する時間も必要だと思いませんか。

何もしない時間を活用する

何もしない時間を活用する

自身の行動原理を考える

自分自身の行いを思い返してみましょう。

なぜ、そのような行動をしたのか、どう感じたのか、思い返すだけでも思考することができます。

充分に思考している人には「深い人」、思考が足りていない人には「浅い人」という印象を受けます。

「深い人」には行動原理に考え方があって、芯があります。

そして、その人からどう考えているのか知りたいと感じさせてくれます。

逆に「浅い人」には行動原理が感情的で、誰もが感じていることをそのまま発言して、自分自身で考えていないように感じます。

「深い人」も「浅い人」も個性ですので、良し悪しはありません。

個人的な意見としては「深い人」に魅力を感じますので、「深い人」になりたいと考えています。

メモの準備をしておく

活力にあふれた状態で「何もしない時間」を作ってみましょう。

「テレビを何となく見る」「入浴してボーっとする」「雲をじっと見る」など何でも構いません。

傍らにメモをする準備を忘れずにしておきましょう。

そうすると、突拍子もない考えがふと浮かぶことがります。

活力にあふれていますから、脳も元気いっぱいです。

まったく脈絡もないものが繋がってアイデアがでるかもしれません。

ふとしたアイデアは、すぐ忘れてしまいますので、メモする準備をしておきましょう。

スマホのメモや、ボイスメモで、充分です。

常の持ち歩くこと、すぐメモすることをしてみましょう。

まとめ

まとめ

「何もしない日」「何もしない時間」をどう捉えて考えるか、捉え方や考え方次第で、前向きにできます。

やってしまったことは変える事ができませんが、どう生かすかは変えることができます。

考え方を知って変えることができれば、少しでもより良くできると思います。

がんばってください。

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